説明 |
昭和の時代から旧家の商店の前面に看板を設置しだして、それに伴い旧家の構造体をモルタルやボードで隠し、昭和の現代風のしつらえにしたものを看板建築と言います。
町家の物件に関しては、全国的にこのようなしつらえの商家が多く、点在しております。
年数が経過して、元々は旧構造体をカバーするに過ぎないしつらえなので、現在は、劣化が激しく、雨漏りや見栄えがとても悪く、住人は新しく建替えや土地ごと売って、郊外に引っ越しを考える傾向が高い、なので、街中では、伝統的な街並みが無国籍住宅や歯抜けになった駐車場などに様変わりしている。
弊社としては、看板建築の構造を以前の姿に戻し、また、助成金などを活用し、施主の負担を軽減しながらあるべき姿に戻す取り組みをしています。
戦前の建物の価値や地域の特色を守り、インフラ整備により多大な税金を使い、郊外に住まいが増えて来て、街中では昼間は人混みがありますが、夜になると皆郊外に帰り街中はドーナツ化現象。
お年寄りばかりが町に残り、本来の町と言う機能が失われつつある現状に歯止めを掛けるために町家の再生を推進しています。
金沢の歴史ある町並みを残し、柱などの構造を残して改修し、住み良い家に再生する事業を行っています。 |