古い建具をリメイクしてインテリアのポイントにしませんか？

古い建具をリメイクするメリット

最近はあえて古い建具を取り入れて古民家風の内装やインテリアを希望される人も多く、和モダンやレトロでおしゃれな雰囲気になるよう新築の戸建てやマンションにも使われる方も少なくありません。
古民家等の築年数の古い家に使用されている古い建具や玄関の引き戸、格子戸等には、現代の一般的な建物には使われないような上質な材料を使って作られたものが多く、長く年月が経っていても高級感を感じさせます。今、同じものを新しく作ろうとするとかなり高額になってしまう可能性が高いです。
そのため、古くなった建具を修理したり中古品やアンティークのものをリメイクして再利用することで価格を抑え、それでいて質の高い建具を手に入れることが可能となりおすすめです。
古民家を購入して水回りの設備や耐震、耐熱の強化といったリノベーションを施工しながら、古民家の良さを残すために質やデザイン性の高い建具は再利用するという事例は非常に多く、現代の家具や家電との組み合わせから北欧デザインのような雰囲気を作ることも可能です。

古い建具のリメイク例

古い建具のリメイクについて検索すると、多くの実例が紹介されています。中にはDIYされているケースも多いので、リメイクの際の参考になるでしょう。
その中で、いくつかリメイクのおすすめアイデアを以下に紹介します。
＜ガラスの建具＞
キッチンやリビング、ダイニング、窓といった場所によくある古いガラスの建具は凝った模様やデザインが施されているものが多く、リフォームの後もぜひインテリアとして活用したいものの一つです。
もしヒビや割れ等で劣化してしまっている時は、工務店やガラス屋の職人等に修復を依頼することももちろん出来ますが、自分でガラスの上から転写紙を使って好きなデザインを写し、彫刻刀で彫ることも出来るんです。
費用を抑えると同時に自分で自由にデザイン出来ること、自分の手で彫ることでより愛着や思い入れが出来ますので、是非チャレンジを検討してみてはいかがでしょうか？
＜木製の建具＞
ドアや襖、壁、床などにどのような素材、デザインを取り入れるかによって、部屋の印象は大きく変わります。
現代の住宅で使われているドアを古い引き戸に変えたり、壁に木目の美しい天然木のウォールパネルを取り付けることで、一気にレトロでモダンな空間に早変わり。
いずれもDIYによる施工ができますし、ナチュラルやヴィンテージ風など好みの色に着色することも出来ます。板材に漆喰で塗装するとより古民家の雰囲気が出ますし、天然素材なので体にも安心です。

まとめ

以上のように、古い建具は現在では簡単に手に入らない木材を使用していたり高度な技術が使われているため、古いからと買い換えてしまうよりリメイクして取り入れることがおすすめです。
また、一見異なるジャンルに見えるような現代のインテリアとの相性も良いため、すべてを古く又は新しくするのではなく一部に古い建具を使いレトロモダンなスペース作りが人気です。
また、最近は便利なグッズや道具が手に入りやすくDIYしやすいこともポイントですが、「こんな建具がほしい」というイメージに少しでも近づけるために、そして暮らしの中で安全に使用できるように、出来れば取り掛かる前にプロに相談をしていただき、仕様や条件、仕上げや施工に関するアドバイスを受けながら進めることをおすすめします。