レイアウトのリフォームを考えるポイントとは? - 古民家再生 丹保建設 富山県南砺市 金沢市

レイアウトのリフォームを考えるポイントとは?

レイアウトのリフォームを考えるポイントとは?

2023.11.01

住まいのリフォームを考える理由として、新築の戸建やマンションを購入し当時は快適で気に入っていたものの、築年数がたって家族構成やライフスタイルが変わり、今のレイアウトでは暮らしにくくなってきた、経年劣化で使い勝手が悪くなってきた等が多いかと思います。
そこで今回の記事ではレイアウト(間取り)のリフォームについて解説してまいります。
どうぞ最後までご覧ください。

レイアウトのリフォームで考えるポイント3選

家のレイアウトを変更するにあたり考えなければならないポイントを大きく3つに分けて紹介します。
<ライフスタイル>
ライフスタイルの変化はレイアウトのリフォームを行う大きな動機になっているかと思います。
自分のライフスタイルだけでなく、家族のライフスタイルにも沿ってそこに住むみんなが効率よく快適に使いやすく暮らせるようなレイアウトにしましょう。
特に最近はテレワークを取り入れる企業が増え自宅で仕事をする方も多いため、間取りにワークスペースを作る事例も増えています。

<生活動線>
起きてから寝るまでに家やお部屋全体の中でどのような動きをするのかを踏まえて配置すると、より快適に生活することが出来ます。
起きてからまず行く可能性の高いトイレや洗面所は寝室の近くに配置したり、帰宅時間の遅い家族の個室は他の寝室から少し離したり、家族のコミュニケーションのために必ずリビングを通らないと各部屋に行けない配置にしたり等。
そして料理、洗濯、掃除といった家事の動線もレイアウトを考える上で気を付けましょう。
家事は生活する上で必要な作業であり負担も大きいため、いかにスムーズに出来るかが大切です。洗濯からベランダまでの移動の距離や、キッチンの位置も家事を担当する人の意見や希望をよく聞き取り入れていきます。

<将来のプラン>
リフォームは気軽に何度もするものではなく大きな費用や工事を伴いますから、将来のことも考えながら慎重に検討することが必要です。
例えばお子さんがいる場合は子どもが成長した時や独立した後のことも考えます。
とはいえ、将来のことばかり考えると今の生活に合わない可能性が出てきます。そこでまずは10年先のことを見越して検討しましょう。
人間のライフステージは10年後ごとに大きな変化を迎えると言われているためです。
また、その後もできるだけ転用しやすいような設計にすると良いでしょう。

場所別レイアウトのリフォーム

次に家の中の場所をいくつかに分けておすすめのレイアウトと注意点を紹介します。
<キッチン>
キッチンのレイアウトを考える際は、連動するダイニングやリビングも合わせて考えることが大切です。
キッチンのレイアウトには調理、シンク、コンロが一列に並んだI型、シンクとコンロが分かれたり前後に作業スペースがあるⅡ型、シンクとコンロをL字に配置したL字型、U字のようにつながるU字型、カウンターが独立した所謂アイランドキッチンのアイランド型、左右の一方に壁があるペニンシュラ型があります。
そして更に壁付きタイプと対面タイプというキッチンの向きもあります。
壁付きならリビングダイニングが広くなる一方で背を向けることになるため、小さな子どもがいる場合は調理中に見えにくい、家族と時間を共有できないというデメリットがあります。
対面タイプなら子どもやテレビを見ながら料理が出来る、収納場所も増やせるといったメリットがあり、現在は対面タイプの方が人気の傾向があります。
この他にもキッチンにはさまざまな種類があり組み合わせによって大きく変わりますので、リフォーム会社とよく相談して最適なものを選びましょう。

<トイレ、風呂、洗面所>
トイレや浴室、洗面化粧台などの水回りは、換気のために窓を付けたり高齢になった時や介護のことを考えてリフォームする傾向にあります。
手すりやつけたり、扉を開閉しやすいものに変えたり、床を水はけの良い素材に変えたり、浴槽を浅く大きくする、洗い場や脱衣所を広くする等がありますが、水回りのリフォームには電気やガス、給排水管の移動といった多くの施工が必要となりますので、まずそれが構造として可能なのかどうかを事前に確認しておきましょう。

<和室>
リビングの隣に和室があるというレイアウトはとても多いのですが、あまり使用しなくなったため和室を撤去しリビングとつなげて広く開放感のある空間を作る、というリフォームはよく行われています。
そこで注意したいポイントとしては、和室からフローリングにする場合、床の高さやドアのサイズを変えなければならない可能性があり、別途工事が必要となるかも知れません。
費用などもかかりますので、いきなり請求されて驚かないようその点も忘れずに前もって確認しておきましょう。

<玄関>
家の顔でもある玄関ですが、最近は玄関に収納クロークを希望される方が多いようです。
実際、玄関に靴だけではなく外出の際に羽織る服やスポーツ用品、アウトドアグッズ等を収納できると便利ですよね。
また、土間の部分のリフォーム例も多く、スペースを広げて作業が行えるようにしたり、お客様が来た時に直接客間に入れるようにしたり、感染症予防の観点から洗面台を玄関にも設置するリフォームが人気です。
ドアの交換をされるケースも多いです。

リフォーム会社の選び方

どれだけ自分たちで魅力あるレイアウトをイメージできても、実際に施工してもらう業者がいなくては実現することは出来ません。
リフォームを成功させるためには、自分たちの考えた希望や細かな要望を聞いてくれて、更に良くなるような提案をしてくれる知識と技術と実績を持った会社を探すことが大切です。
まずは会社のサイト内でこれまでどんなデザインのリフォームを行ってきたのか掲載されている事例を確認しましょう。
自分たちの希望に合うデザインが出来そうなのか大きな判断材料になります。
戸建てとマンションどちらを得意としているのかもチェックしましょう。
次に店舗やメーカーのショールーム等で相談し、情報を収集します。設備を交換する場合には商品選びにもなります。
リノベーション会社で注意したいのは、自社で施工を行うのか、下請け発注を行うのかという点です。
下請け会社がいる場合、現場への指示や要望が届かず細かい対応が難しいケースがあるため、自社で施工している会社がおすすめです。
できれば複数の会社から見積りをとり、価格の相場とも照らし合わせながら比較・検討することがおすすめです。
また、自分たちのこだわりを理解し、言いたいことが伝えられる、コミュニケーションが取りやすい担当者であることもポイントです。
リフォームは生活に直結する大きな選択ですから、きちんと話ができて質問にも丁寧に答えてくれる信頼できる相手に頼みましょう。
施工後のサポートサービスもあるのかどうかも確認しましょう。