パン屋の改装は内装デザインが重要!改装のポイントと費用相場も解説 - 古民家再生 丹保建設 富山県南砺市 金沢市

パン屋の改装は内装デザインが重要!改装のポイントと費用相場も解説

パン屋の改装は内装デザインが重要!改装のポイントと費用相場も解説

2024.04.09

最近、おしゃれなパン屋さんが増えてきたと感じませんか?
街の中には店舗によって外観や内装にこだわった、思わず入りたくなってしまうパン屋が多く見られます。
特に競合の多いエリアの中では、勝ち抜くために改装を行うパン屋も増えています。
そこで今回の記事では、集客につなげるための改装のポイントや工事にかかる費用について解説してまいります。
どうぞ最後までご覧いただき、改装を行う前の参考にしていただければと思います。

パン屋の改装は大掛かりな工事になる

パン屋の改装は店内で商品を製造する場合、他の飲食店と比較して厨房や給排水、空調等の設備に関する工事の割合が大きく、結果として大掛かりな工事になる傾向にあります。
更に店内にイートインスペースを設置する場合、販売・厨房・イートインと3か所の施工が必要となります。
美味しいパンを効率良く作るための厨房スペース、商品を美味しそうに取りやすくディスプレイする販売スペース、お客様がくつろいで飲食を楽しめるイートインスペース、それぞれの専門的な知識とノウハウを活かしながらお客様を呼びリピートしてもらえるような店舗作りを行うことが重要です。

パン屋のスペース別特徴と改装のポイント

それではここからはパン屋のスペース別の特徴と改装を行う際のポイントについて詳しく説明していきます。

厨房スペース

パン屋の中で重要な場所となる厨房は、生地をこね焼き上げるまでスタッフがぶつからず効率よく作業できるようにすることが大切です。
厨房の面積やスタッフの人数に応じて導線をよく考えてレイアウトしましょう。

商品の展示スペース

パン屋で最も注目を集める場所と言えば、商品を展示、陳列するスペースです。
内装のレイアウトとしては、お客様が自分でパンを取るセルフ式と、ショーケースに並べられたパンをお客様が選びスタッフが取る対面式に分けられます。
セルフ式は客の回転率を上げることが出来る点がメリットですが、一方でパンの衛生管理が難しく導線の設計など手間がかかる点がデメリットと言えます。
対面式は衛生管理がしやすく、店の面積が狭くても営業が可能なレイアウトです。スタッフの業務の負担がセルフ式よりも多くなりやすく、陳列するパンの数も限られること、一人のお客様に使う接客の時間が長くなり回転率が悪くなることがデメリットでしょう。

会計スペース

セルフ式のパン屋の場合、レジの位置は導線に注意して決める必要があります。
また展示スペースの中で顧客が並ばなければならないため、通路のスペースを確保することも大切です。

イートインスペース

敷地に余裕があれば独立したイートインスペースを作ることで、カフェとしての機能やお腹が空いてふらりと立ち寄りたいという人を呼び込めるパン屋になります。
最近はキッズスペースを用意しているパン屋も増えています。

パン屋の改装を成功させるためのポイントは内装デザイン!

パン屋が成功するには、パンの味、種類、品質などの技術力やスタッフの接客はもちろんですが、意外と”内装”も重要な要素の一つになります。
成功しているパン屋というのはただおしゃれなだけではなく、よく見ると細かな部分にこだわりが施されているのです。
思わず入りたくなる演出をするための内装デザインのコツについて説明します。

照明にこだわる

おしゃれなパン屋さんの多くは照明の種類や電球の色までこだわっています。
照明の光はその場の雰囲気や印象を変える効果がありますので、お店のコンセプトにあった照明で印象を上げましょう。

パンの陳列にこだわる

商品となるパンは空いているところにそのまま並べるのではなく、何をどこにどう置くか、位置や順番などもお客様の導線や視線の位置に合わせて並べましょう。
例えばフランスパン等はケースを使って立てて陳列すると華やかに美味しく見えますし、限られたスペースも有効に活用できます。
また、お店の中だけではなく外からも見えるようにし、街行く人に「美味しそうだな」
「入ってみたいな」と思わせるような見せ方になるようしっかりチェックしましょう。

木材を取り入れる

人気のパン屋さんには、内装や什器に木材を取り入れているお店が多く見られます。
木材から感じられる温かみはパンと相性がよく、また調湿効果があるためパン屋の内装材にも適しています。
コンセプトや照明に合わせた木材の色を選んで一気におしゃれなパン屋さんに変身させましょう。

パン屋の改装にかかる費用

パン屋の改装にかかる工事費用は、他の飲食店と比べて費用が高くなる事例が実際に多くあります。
あくまで目安ですが、項目別の工事費用の相場を以下に紹介します。

内装工事(クロス貼り・床補強など):400万~1000万円
電気・空調・換気設備:20万~100万円
給排水設備:60万~120万円
家具:10万~400万円
諸経費:20万~50万円

これらは依頼する業者や改装の範囲、規模、購入する設備によっても大きく金額は異なりますが、安くても約400万~1000万円程の費用が発生することを頭に入れておくと、複数の会社から提出された見積もりの比較・検討の際や業者と価格の交渉を行う時の材料となるかと思います。
また、予算に余裕がなければ初期費用を抑えるために設備を中古品やリースを利用したり、物件探しでは居抜き物件を選ぶといった方法がありますが、できるだけ厨房設備に関しては妥協しないことをおすすめします。
厨房施設はオーブンやミキサー、フライヤーといった大型の設備が必要でどれも数十万円以上の高額なものが多いですが、例えば安くするために小さめの設備にしてしまうと製造量が減り、売上に直接影響してしまう可能性があるのです。

まとめ

以上のようにパン屋の改装には高い費用がかかります。そのため、今回紹介したスペースごとのポイント、内装のデザインのコツを抑えレイアウトや使用する設備などを計画し、初期費用を削減するために中古品や居抜き物件を探すといったことを行いながら進めていきましょう。
本サイトでは他にも、古民家の活用やリフォーム、店舗の開業などに関連した情報を掲載しています。ぜひ合わせてお読みいただければと思います。