古民家の柱の磨き方は?汚れないための対策も合わせて解説 - 古民家再生 丹保建設 富山県南砺市 金沢市

古民家の柱の磨き方は?汚れないための対策も合わせて解説

古民家の柱の磨き方は?汚れないための対策も合わせて解説

2024.01.05

古民家はその名の通り築年数が古い建物であり、その古さゆえの風合いや味に大きな魅力があります。
しかしその魅力を十分に活かすには、しっかりとしたお手入れが必要。
古民家は今の住宅と比べて天井も高く細かな建具や溝、仕切り等も多いため、掃除には想像以上に手間と時間がかかります。
特に古民家に使われる大きな柱などの木はピカピカに磨きたいところですが、効率良く綺麗な磨き方が何か知りたいですよね。
そこで今回の記事では、古民家の掃除の方法や柱の磨き方について紹介します。
ぜひ最後までご覧いただき、参考にしていただければと思います。

古民家の柱の磨き方

古民家の柱の掃除には従来、水酸化ナトリウムを使う「アク洗い」という方法が一般的でしたが、この方法は手が荒れるため家庭用の手入れには向きません。現在は「白木漂白クリーナー」を利用して磨く方法が一般的で、自分で行うことも可能です。
柱は長年の暮らしの中で炭やタバコの煙などにより黒ずみやすい部分。柱にクリーナーを塗ってブラシで擦ると汚れが浮き出てくるので拭き取り、更にサンドペーパーを使ってこすると黒ずみが取れ、ツヤを取り戻すことが出来るでしょう。
以下、具体的な使い方を紹介します。
<柱の磨き方>
1.ぬるま湯に住まいの洗剤を入れ、雑巾をつけてかたく絞り柱を拭く
2.1を何度か繰り返し柱の表面の垢や汚れを落とす
3.白木用漂白クリーナーの使用方法をよく読み、指示の通りに混合したら刷毛を使用して柱に塗っていく
4.ブラシでこする
5.かたく絞った雑巾で拭きとる
6.クリーナーの混合液を再度塗り、10~15分おいてから軽く拭きとり乾かす

柱を汚れから守るには

以上の方法は単純ではありますが、すべての柱に行うには大きな労力が必要となるでしょう。
それだけ頑張って綺麗にした柱ですから、その後は出来るだけ汚れないようにしたいですよね。
屋内の柱を汚れから守るためには、白木用の水性塗料を塗ることがおすすめです。
この塗料は木材の表面を汚れだけでなく日焼けからもまもり、ワックス等と違って光らないため自然な木材の仕上がりになります。
汚れが蓄積されてしまう前にこまめな手入れを行うことで掃除にかかる時間も短縮されますし、気持ち良く暮らすことが出来るでしょう。

紹介した手入れは柱以外にも応用可能

以上の方法は柱だけでなく、同じ部材である梁や塗装されていない床、障子の桟、白木の家具などの手入れにも利用することが可能です。
せっかくですから柱を含め、このような木材が汚れてきた際は放置せず白木漂白用クリーナーを使って掃除をすれば、まるで新築の家のように綺麗にすることが出来ます。
古民家のリノベーションやリフォームで柱や梁などの工事は行わずそのまま活用する場合は、ぜひ今回ご紹介した磨き方をお試し下さい。