戸建てリフォームをする前にチェックしておくべきポイントは?費用相場も解説 - 古民家再生 丹保建設 富山県南砺市 金沢市

戸建てリフォームをする前にチェックしておくべきポイントは?費用相場も解説

戸建てリフォームをする前にチェックしておくべきポイントは?費用相場も解説

2024.06.06

新築で建てた戸建ても、長年住んでいくうちに傷みや老朽化が生じ使い勝手が悪いと感じてきますが、リフォームをすることでまるで新築の家のように綺麗に、そして更に暮らしやすくすることができます。
建て替えや古い家を売却して新しく家を購入する方ももちろんいらっしゃいますが、最近は中古住宅のリノベーションの需要が非常に増えていることもあり、住み慣れた家のまま必要な部位だけ改修して住み続けるという方が増えています。
そこで今回の記事では、戸建ての物件をリフォームする際に抑えておきたいポイントや注意点、費用の相場について解説してまいります。
ぜひ最後までご覧いただき、これから戸建てのリフォームを検討している皆様に向け参考にしていただければと思います。

戸建てリフォームすることのメリット

戸建てをリフォームするということは、既に暮らしている家、または中古物件を購入した際に手を加え、快適に生活を送れるよう外観や設備、構造等の性能を向上させることです。
新しく家を建てるよりも費用を安く抑えられることの他に、住み慣れた我が家の思い出をそのままに住み心地良く生まれ変わらせられるといったメリットがあります。
最近は新築するよりも、むしろリフォームすることを前提に中古の一戸建てやマンションを購入する人が増え人気が高いため、リフォーム会社だけでなくさまざまなメーカーや企業がリフォーム事業に参入し力を入れています。

戸建てのリフォームを行う時にチェックするポイント

家のどこをリフォームするのかを決めるためには、全体の状況を把握することが大切です。
家の中のエリアを区切ってチェックしたい主なポイントを一覧でまとめました。
リフォーム内容を検討する際の材料にしていただければと思います。

<キッチン>
・調理台、シンクが狭い
・換気扇の作動が悪い
・給湯器の調子が悪い
・調理台の高さが合わない
・収納が使いにくい
・コンロの調子が悪い
・暗い、寒い
・作業スペースが狭い

<浴室、洗面所>
・浴槽が狭い
・浴室乾燥機がほしい
・追い炊き機能がほしい
・床、天井、壁のカビ、破損が気になる
・窓をつけたい
・脱衣所が狭い

<トイレ>
・狭い
・臭いがこもる
・洋式にしたい
・温水洗浄便座にしたい
・最新のトイレに替えたい

<居室>
・狭い
・日当たりが悪い
・フローリングが傷んでいる
・畳が傷んでいる、色褪せている
・天井や壁が汚れている
・ドアの開閉がしにくい
・結露が気になる
・襖や障子の破損
・和室を洋室に変更したい

<間取り>
・家族構成の変化に合わせて部屋を増やしたい/減らしたい
・リビングとダイニングをつなげたい(LDKにしたい)
・収納が足りない
・段差が多くバリアフリーにしたい
・廊下が狭い
・階段が急すぎる
・玄関が狭い

<外構>
・屋根が劣化している
・基礎に亀裂がある
・サビが目立つ
・バルコニーが壊れている
・門扉が破損している
・外壁の汚れや傷みが目立つ
・雨樋が破損している

リフォーム会社に依頼をする際、家の図面があるとスムーズに進みます。建築図面(マンションなら間取図や設備図)を用意しておきましょう。
また、増築を行う場合は建蔽率や容積率の確認をしておくことも必要です。自治体のホームページまたは担当窓口で確認しましょう。

戸建てをリフォームする時の注意点

それでは戸建てをリフォームする際に注意すべきポイントについて紹介します。

耐震、断熱性能も確認する

築年数の古い建物の場合、現在の耐震基準(1981年に新耐震基準が施行)を満たしていない可能性があります。
日本は地震の多い国ですので、安全、安心に暮らすためにも新耐震基準に準じ耐震性を高めることは重要です。
また、省エネや快適な生活を送るために建物の断熱性も補強することも忘れずに行いたいポイントです。

目に見えない部分も確認する

戸建てのリフォームをするなら、目には見えない基礎の部分もしっかりと確認しておくことが大切です。
特に築年数が古い建物では雨風にさらされて想像以上に劣化が進んでいることがあります。
リフォームを開始した後に基礎の修繕を行うのは、時間やコストがかかってしまいますので、必ず最初の段階で確認を徹底し、必要なリフォームを行うようにしましょう。

外装はまとめてリフォームする

戸建ての屋根や外壁等をリフォームする場合、足場の設置が必要になり工事の金額も高額になります。
そのため、どちらかをリフォームするのであれば一度にまとめて工事をした方が効率的で費用も抑えられます。

住宅ローンの適用を確認する

既存の戸建て住宅のリフォームは住宅ローンの審査が通らない可能性があります。
というのも、住宅ローンというのは基本的に新築の物件の購入を想定して設けられたものであるためです。
住宅ローンを利用する予定がある場合は、必ず着工前に適用されるかどうかを確認しておきましょう。

法律を確認する

戸建てのリフォームを行う時には、「建築基準法」や「都市計画法」に違反しないように施工しなければなりません。
都市計画法では設定された用途地域によって建てられる大きさや高さが異なります。
そのため、増築を行うリフォームの際は特に注意が必要です。
必ず確認をしてからリフォームの設計を行うようにしましょう。

戸建てリフォームにかかる費用の相場

戸建てのリフォームは現在の建物の状態やリフォームを行う規模、内容によって実際にかかる費用は大きく異なります。
新耐震基準を満たしていない建物の場合は大規模な耐震工事が必要となり、築年数が10年、20年、30年、40年、50年・・・と古くなればなる程リフォーム費用は高くなっていきます。
そのため、この項目では築年数は考えず部分的に行うリフォームを建物全体に行うフルリフォームに分けてそれぞれの相場を紹介しますので、予算の準備を考える際の参考にしてみてください。
あくまで目安ですので、詳細はリフォーム会社から見積もりをもらいましょう。

部分的なリフォームの費用相場

キッチンやトイレ、浴室等の水まわりのリフォームや設備の交換、天井や壁、床等の内装のリフォームなど、家全体ではなく一部の経年劣化した部分を修繕する場合の費用相場です。

キッチン:50~150万円
トイレ:15~50万円
風呂:80~150万円
洗面所:10~50万円
クロスの張り替え:1000~2000円/㎡
フローリング(6畳)の張り替え:10~20万円

フルリフォームの費用相場

戸建てをフルリフォームする場合は、最低でも1000万円以上かかるのが一般的です。
築年数や規模、リフォーム内容によってもちろん費用が更に上がる場合もあれば、それ以下に抑えることも可能なので、業者に見積をもらい予算内におさまるよう相談しましょう。
なお、配管の交換や大きな間取り変更があるケースでは費用が高額になるケースがほとんどです。
全面リフォームで費用を抑えたい場合は、できるだけ既存の間取りを活用した方法でリフォームすることがおすすめです。
また、フルリフォーム場合は工事の期間中、別のアパートやマンション等に仮住まいする必要があり、その分の家賃や契約にかかる費用がかかってくることも頭に入れておきましょう。
その場合、短期解約を気にする必要がないマンスリーまたはウィークリーマンション等を選ぶことをおすすめします。

まとめ

戸建てリフォームを行う際は部屋の状態をすべてチェックし、同居する家族全員と話し合いながら修繕を行う箇所を決めていきましょう。
また、目に見えない基礎や構造もチェックすることが大切です。
住宅ローンが適用されない可能性もあるため注意が必要ですが、古民家のリフォーム等を行う場合は補助金や助成金の制度を設けている自治体もありますので、お住まいの地域が対象かどうか確認してみましょう。
費用については部分的なリフォームでは約500万円、フルリフォームなら1,000万円は見ておきましょう。依頼する業者によっても異なりますので、必ず事前に複数の会社から見積もりをもらって比較してから選ぶようにして下さい。
また、過去の事例を見てデザイン等がお客様のの好みや希望を実現してもらえそうかどうかもチェックするとよいでしょう。
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