古民家を店舗にリノベーション!デザインのポイントは?
古民家を店舗にリノベーション!デザインのポイントは?
2024.02.05
古民家をリノベーションし住宅はもちろん、カフェや飲食店、アトリエ、ギャラリー等の店舗として活用している事例は多く、今後も増えていくと思われます。
しかし古民家の購入やリノベーションが初めてで不安に思われている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、古民家を店舗として活用する良さや店舗をデザインする際のポイントについて解説します。
ぜひ最後までご覧いただき参考にしていただければと思います。
古民家を店舗にするメリット
古民家には古く時間が経過したことで出る木の味わいや独特な和の趣、高い天井や広い間取りから現代の建築物からは得られない癒しや落ち着き、非日常を訪れるお客様に与えることができます。
また、木や土、茅葺など自然の素材で造られた建物なので体や環境にも優しく、一般的な化学物質の使用された建物よりもアレルギーやアトピー、喘息などを持っている人でも過ごしやすい空間を提供することが可能です。
古民家を活かした店舗のデザイン
古民家を再生し店舗とするなら、やはり古民家の良さを活かしたデザインにすることがおすすめです。
その上で店舗のデザインを決める時に意識したいことを紹介します。
店のコンセプト
店舗のデザインを設計する上で、店のコンセプトを明確にすることが大切です。
来て欲しいターゲットや提供するサービスの内容等を出来るだけ具体的に決めることで、店舗のデザインをどうするのか考えやすくなります。
古民家の経年劣化を活かす
古民家ならではの経年劣化を楽しむ店舗づくりがおすすめです。
リノベーションでは耐震や断熱などの機能を補強したり、水回りの設備を最新のものに交換する等、大掛かりな工事が必要となってきますが、古民家の古い風合いのある建材はできるだけそのまま使用することで古民家の美しさや良さを活かすことが出来ますし、リノベーションの費用を抑えることにもつながります。
和モダンな内装
古民家は日本の伝統的な建築様式の建物ですから「ザ・和風」な内装がイメージされますが、和にこだわる必要はありません。
むしろ最近はあえて新しいもの、洋風なものをミックスさせ和洋折衷、モダンでおしゃれな雰囲気を作ることが人気です。
お店のコンセプトにもよりますが、古民家の木材は意外と洋風な家具や小物、無機質なものにもマッチするため、他の店舗と差別化を図るためにもぜひお試しください。
光を取り入れる
古民家は築年数が古く木も深い色に変化しているため、暗い印象を持つ方もいます。
もしそれが店舗の営業に良くない影響がありそうなら、大きな窓や吹き抜け等で開放的な空間を作り、自然光をたくさん取り入れるよう設計しましょう。
また、古民家に温かみのある照明を使うと非常に雰囲気の良い空間を作り出すことが出来ます。間接照明を多く使うことはおすすめです。
畳の活用
多くの古民家には畳の部屋がありますが、あえて畳で座敷の席を作ってみるのはいかがでしょうか。
通常はあまり畳や座敷の席が使われていない分野のサービスであれば、それを独自の売りとしてアピールすることも可能になり、お客様に注目されるポイントにもなるでしょう。