2025年最新|新築で削れるところは?注文住宅のコストダウン術と必要な部分解説 - 古民家再生 丹保建設 富山県南砺市 金沢市

2025年最新|新築で削れるところは?注文住宅のコストダウン術と必要な部分解説

2025年最新|新築で削れるところは?注文住宅のコストダウン術と必要な部分解説

2025.06.10

はじめに

家づくりにおいて「予算オーバー」「費用がかかる」と悩む人は多いもの。特に2025年は光熱費や住宅ローン金利の影響もあり、資金計画の重要性が増しています。本記事では、新築で削れる・削減できるコストダウンのポイントを具体的に紹介し、費用や家族にとって快適・安心な住まいを実現するための設計やプラン、施工時の注意すべき点を解説します。ぜひ最後までご覧いただき、参考にしていただければと思います。

コストオーバーの原因と資金計画の落とし穴

建物本体以外にかかる諸費用の把握

新築すると分かるのが「諸費用」「外構」「補助金申請」「火災保険」「住宅ローン手数料」。一般的に「建物本体価格」と延床面積×坪単価だけ見積もると後悔が多いです。

ハウスメーカー/工務店の見積もりの差

複数の会社に依頼して見積もり比較しましょう。注文住宅ならではのこだわりがある場合、標準仕様追加仕様の差で数百万円単位に。

削れる部分とコストダウンの5つの方法

間取りと延床面積の見直し

間取りに廊下回り階段パントリーなど余分なスペースがあると建築費もアップ。平屋希望でも階数を抑え延床面積を減らすだけで価格が大幅削減できます。

例:10坪減らすと「100万円~300万円」削れるケースあり

窓・ドア・外壁などの材・仕様の削減

窓が多くなると断熱冷暖房費が上がるほか、施工費も増加。ZEHや高性能断熱を選ぶなら、窓数を抑えて仕様を高性能に絞ると光熱費削減効果は大きいです。

屋根形状・外構シンプル化

屋根形状は複雑にすると工事費や素材費構造費メンテナンスが高くなります。切妻屋根や片流れ屋根などシンプルにすることで後の維持費も抑えられます。外構は砂利+植栽などでコストダウン。

設備・仕様のグレード見直し

キッチン、トイレ、浴室など標準仕様でも充分なものは多く、グレードアップが本当に必要かどうか、優先順位をつけて判断。ハウスメーカーだと標準からオプションに変更する際、50万円以上かかることも。

補助金・減税・助成金活用

国土交通省のZEH支援制度など補助金や税制優遇を活用可能性は大。さらに自治体独自の補助金制度を調べ、住宅ローン減税、省エネ減税、太陽光発電設置補助金など無料・以下で申請できるものも多いです。

見直し前にチェックすべき基準と条件

  • 耐震性・防犯性能は削れない部分。構造やセキュリティ強化は長期的に重要です。
  • 性能重視なら高性能断熱・窓・冷暖房に投資すると、ランニングコストの節約に効果大。
  • 住宅ローンとのバランスも重要。余裕資金を残すため、無理なく返済可能な計画を。

削れる具体的な工夫と事例

廊下を収納スペースに

廊下を最小限にし、そのスペースを収納や書斎スペースに転用した間取りで、建築費+収納家具を抑えた事例多数。

和室や畳スペースの見直し

「別に和室はいらない」「和室=客間にならず空き部屋化しがち」。リビング隣接の小上がり収納とすることで収納面積も確保しつつコスト削減。

オプション設備の後回し活用

必要なければ後から設置可能な設備(太陽光、床暖房、エアコン追加など)は必要性・使用頻度に応じて、後から発注することで追加・工事一括でなくても無料または割安で対応してもらえることがあります。

注意点とよくある後悔まとめ

項目 後悔の原因 対策
標準仕様に満足しすぎ グレードを比較せず拡張しすぎ 複数社比較+見積もり詳細確認
外構ケチって急な工事負担 水・電気配線追加で工事費アップ 最初に費含めて相談、無料相談サービス利用
補助金申請を見逃す 補助金対象外になるケースあり 事前確認+申し込み期限の把握
耐震・断熱を削りすぎ ランニングコスト・安全性に影響 削るべきところと性能確保すべき部分をメリハリだてて判断

スマートに進める計画のコツ

  • 資金計画・予算は「建築本体+外構+諸費用+補助金見込み」を一覧化し、可能性のある支出を網羅
  • 優先順位を「絶対に譲れない」「場合により譲れる」に分けて明確に
  • 複数のプロ(ハウスメーカー、工務店、設計事務所)にしっかり相談し、提案内容を比較
  • 分かりにくい項目(坪単価、材料、構造、延床面積など)は資料に落とすか、担当者に質問して口頭ではなく書面で確認
  • オンライン相談、無料セミナー・イベントなど気軽に利用して情報収集。

新築で後悔しないために知っておきたい検討ポイントと暮らしの視点

土地選びと購入の落とし穴

建てる前に土地から探し始めたという人は多く、土地の価格が高い地域では、建物にかけられる金額が大きく制限されます。安く見える土地でも「地盤改良費」「造成費」「水道引込」など初期費用がかかりやすく、請求金額が増えがち。また、地域の条例や用途制限もあるため、土地購入時は建てられる家の種類をあらかじめ見極めることが大切です。

ポイント:土地+建物=セットで考え、「この土地に建てるなら?」という視点でイメージを具体化

お金のかけ方失敗しがちな箇所

削っていいところと削らないべき箇所の判断は、家事動線・住み心地・子ども部屋の広さ・将来の生活変化を踏まえて行うのがおすすめです。たとえば、外観や玄関をおしゃれにこだわりすぎて生活導線を後回しにすると、暮らしにくさが顕在化することも。
また500万円以内でおさえる、1000万円台で建てるなど、相場より安い建築プランを選んだ場合、削減される設備や仕様が最低限かつ後で増額発生するケースが多く、長く住む家としてはおすすめできません。

建てる前に生活をシミュレーション

マイホームは建てた瞬間がゴールではなく、その後の生活が本番です。家事・子育て・仕事など、家族の暮らしにおける動線や必要な収納量を具体的にイメージして設計を検討しましょう。
住みやすく・安く・快適な家にするには、見た目だけで選ばず、機能性・耐久性などの基本性能を意識することが大切です。

契約・仕様決定前に知っておきたい知識とデメリット

契約前に確認すべき主なポイントは、

  • 各部屋の用途と大きさ(広すぎ・すぎる収納がデッドスペースに)
  • 建材や資材の種類とメリット・デメリット
  • 外構工事や壁材の変更に伴う追加費用の発生リスク
  • 担当者や設計者との相性やつながりの有無

また、木造住宅は安い反面、気密性や断熱性の違いがあり、建てる地域や気候の違いも考慮する必要があります。

安く抑えたい時に役立つ視点

  • 人気の間取り・設備=万人受けしやすく、コストが抑えやすい
  • 削るではなく減らし方を工夫する
  • 最近の傾向を踏まえて住みやすい家を研究する
  • 選び方によってはコストを下げつつ魅力もアップできる
  • プロや経験者のアドバイスをもらうことで、不安を防ぐ手になる

家づくりの見直し・まとめ方のコツ

やすく建てたいと思って調整を重ねるうちに、本来の目的がぼやけてしまうこともあります。何のために家を建てるのかを家族でまとめる作業が、実は家づくり最大のメリットでもあります。
住宅は高い買い物ですが、目的・希望・制限を整理すれば、十分な性能とコストバランスを持つ理想の住まいが見えてきます。

まとめ

新築で費用がかかるのは、間取りの無駄スペース、グレードアップの過剰、後付け費用です。しかし安心・高性能な家づくりには耐震・断熱・セキュリティへの投資が必要不可欠。本記事で紹介した5つの方法と注意点を押さえ、「必要な部分」と「削れる部分」のバランスを取ることで、費用を抑えつつ理想の家づくりを実現できます。

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