レトロな部屋へリフォームする時のポイントは?
レトロな部屋へリフォームする時のポイントは?
2023.11.01
近年、若者の間でレトロブームが起こっていることもあり、古民家のような古い建物や日本の大正、昭和の頃に使われていたようなレトロなデザインの家具、家電、食器、雑貨が人気となっています。
そんな中、あえて現代の建物をレトロな古民家風にリフォームしたり、現代のデザインとかけあわせたスタイリッシュでレトロモダンなテイストの部屋にリノベーションする事例が増えています。
一戸建てだけでなくマンションであっても部屋をレトロにリノベすること、賃貸の物件の場合などリノベまでしなくてもインテリアを変えることで雰囲気を出すことは可能です。
そこで今回の記事では、人気のレトロな雰囲気に建物や部屋をリフォーム(インテリア変更)する際のポイントを紹介していこうと思います。どうぞ最後までご覧ください。
レトロの魅力
ここ数年、所謂Z世代と呼ばれる若者を中心にレトロブームが起こっており、Y2Kファッションや昔懐かしいフィルムカメラ、レトロなテーマの居酒屋などが大変人気です。
サステナビリティな考えも浸透しているため、リユース商品の購入や古い物の活用も積極的に広まっており、リサイクルショップの売上も伸びているとのこと。
また、レトロなものには懐かしさや癒しを感じる効果もあり、住宅に取り入れる人も増えています。
古民家を再生し店舗にしたり暮らしたり。
そこには単純にデザインだけでなく、自然な素材で作られた建物であるため人の体に優しいことや木がもたらすあたたかみ、情緒や風情があり日本の伝統や歴史、文化を感じられるといった心にもたらすたくさんの魅力があるのです。
レトロにリフォーム・インテリアにする時のポイント
<自然素材を使う>
昔の建物と言えば木造ですが、現代ではコンクリート造などの建物も増えています。
そんな中でレトロな雰囲気を出すには、床や天井を木目調にしたり、壁を漆喰や土壁などの自然な素材にすると良いでしょう。
また、天井に梁があると古民家っぽさが出るので、化粧梁を使用するのもおすすめです。
畳の部屋を作るのも良いでしょう。
使用する木は暗い色にすることでより懐かしい落ち着いた雰囲気になります。レトロモダンを希望する場合はヘリンボーン張りにするとおしゃれですよ。
家具もアンティークやヴィンテージのテイストを出せる木製のものにすると、レトロさと共にやすらげる空間を作る効果が期待できます。
中古ショップ等でユーズドの商品を取り入れることも、新品では出せない味わいがありおすすめです。
<ガラスをすりガラスにする>
田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの家にあるようなすりガラスの建具もレトロな感じを演出するアクセントにおすすめのアイテムです。
全面すりガラスではなく様々なデザインを作ることが出来るので、目指すイメージに合わせて決めていきましょう。
<水回りにタイルを使う>
洗面台やキッチン、浴室、トイレ等の壁をタイルで施工することでレトロな雰囲気づくりも可能です。
寒色系でまとめて清潔感を出したり、明るい色でポップにしたり、ベージュやアイボリーで温かさを出したりと色や配置によって様々な印象に変えられることもメリットです。
<テーマを決める>
人気の北欧スタイルも実は和と相性が良く、シンプルながらも明るくおしゃれな色を取り入れるとぐっとスタイリッシュになります。
また、カフェ風にしたい場合はアイアンの脚がついたテーブルや椅子を使うとモダンでシックなレトロインテリアになります。
温かみのある無垢材を使用したナチュラルなテイストのインテリアなら、使っている木製家具をダークなスモーキーカラーにペイントしたり、家具についてる窓をすりガラスに変える、照明をスチール製にしたりブリキの雑貨を取り入れることでレトロな印象に変えることができます。
インテリア雑誌や家具メーカーのカタログ本、SNSのインテリア系アカウント等には、リビング、寝室、玄関、収納など場所ごとのレトロなインテリアデザインや情報がたくさん掲載されていますので、購入する前に検索し参考にするのも良いかと思います。
レトロな住まいにリフォームする時の注意点
レトロにリフォームをする場合、既に使っている古材をそのままを活かし再利用できるかどうか、実例があるかどうかをリフォーム会社に確認しましょう。
また、連絡が取りやすく知識が豊富で、間取りや気になっていること、細かな要望も丁寧に相談にのってくれる担当者であることも重要です。
快適で心地よい暮らしができるレトロな家づくりをするために信頼できる会社を選ばなければなりません。
まとめ
以上のように、リフォームやリノベーション、あるいはインテリアを変更することでレトロ感のある部屋を作ることが可能です。
全体的に「深い色の木」を意識し、建具や家具、床や壁の素材選びにもこだわりましょう。
インテリアを探している場合はリサイクルショップにはレトロな家具、家電の宝庫。費用も抑えられますし、唯一無二の商品を探すのは楽しいですよ。